掲載:2020.7.17
雨続きですっかり晴れの夜空には恵まれていないのですが、
6月に試し撮りしたLUMIX GX7MK2での天の川を撮ってみました。
さて、PENTAX以外では久々となる別機種での天の川撮影。
特に準備もなく出発したので、
真っ暗な現地でのぶっつけ本番。
AZ-GTIを設置して、北極星に向けて、GX7MK2を固定。
レンズはLumix 12-35 F2.8(35mm換算24-70なのです)の大三元レンズ。
大三元でもものすごく小型なので、
AZ-GTIの精度も高く出せます。
さて、北極星にてピントを調整。。。
したいのですが、PENTAXとの比較だと、
マニュアルの倍率が7倍なので、液晶でのピントがつかみづらい!!
それに、PENTAXはバイアスを上げて明るくしているようで、
星を見やすくするなどの工夫をしているのでしょうか。
真っ暗な液晶のわずかな光をもとにピントを合わせることになります。
これは辛い。
星を撮り始めた頃の四苦八苦状態を思い出しました。
ペンタのありがたみを実感してしまいます。
おおよそのピントでざっくり北極星で極軸を出して、そのまま木星へ。
そこでピントを出します。
そして干潟に向けて撮影開始。
初にしてはまあまあかなと思いつつ、
現地で調べながらの撮影だったのでよくなかったのですが、
わかったことがいくつか。
どうやらバルブがない!
ライブタイムなるものがあるのでそれでできそうなのですが、
この日にやり方をマスターすることはできず、マニュアル最大の
60秒で撮影していました。
幸い、レンズが明るめでしたので救われました。
帰って調べると、どうもライブタイムも最長120秒みたいなので、
これだと小型軽量で長時間星を追っても大丈夫、
ということは確認できなさそうです。
長時間の露出ができない欠点としては、
せっかく持っていったLumix 45-175が実戦投入が難しいこと。
このクラスだと普通なのですが、やはり暗めのレンズなので、
星が見えない^^;
ということは。。
やっぱりの木星だのみ。
ライブタイムが120秒制限については解せなかったのですが、
帰って現像しようとしたらなっとく。
熱ノイズがすごいことに。
カメラにとっては過酷な使い方なので仕方ないのですが、
ペンタやα7では見たことのない、はっきり、くっきりの
熱ノイズがびっしり。
うーん。
60秒をマックスに、ISOも1600を上限に考えた方が無難かな。
ちなみに、熱ノイズはLightroomのカラーノイズリダクションで
かなりうまく処理ができることはわかりました。
長時間NRを使うって手もありますが、
ディテールが損なわれるっぽいし、どうするか。
しかし、いくつかの写真には熱ノイズではなく、熱焼けっぽいのもあって、
カメラにも得意不得意があるんだなって実感。
天の川は行けそうな気がしますが、
星雲、星団を狙うには露光時間の問題で厳しいかも。
明るい望遠買ったら?って声も聞こえそうですが、
何分予算もないので。。
赤もペンタより若干薄めかもしれないですが、
まあまあだと思います。
普段使いでは超満足度の高いGX7MK2ですが、
どうするか。
理想は星も行ける万能選手だったらよかったのですが、
制限ありという感じでしょうか。
そんなこんなでオリンパスの機種も気になってきました。