2021.9.18
夏に使用頻度の低いレンズとついでにE-M10MK2も手放してしまい、
マイクロフォーサーズについてはレンズはあれど本体あらずという
状態でした。
最初は中古のE-M1MK2がいいなと漠然と思っていたのですが、
昔のGX7MK2の写真を見つつどうしたものかと思索しているうちに、
オリンパスではなく久々にパナに戻ってみようという気分になってきました。
自分のマイクロフォーサーズ機の購入歴は以下のような感じです。
E-PM2→E-PL6→E-M5MK2→X→LUMIX GX7MK2→E-M10MK2
Xのところで一度所有しているレンズと本体を手放し、
マイクロフォーサーズからマウントアウトしたのです。
フルサイズミラーレスを購入したこともあり、また、
自分の期待が高すぎてE-M5MK2にがっかりしたということもあります^^;
しかし、GX7MK2を購入してこれはすごい!となり、
再びマイクロフォーサーズに戻ってきた次第なのです。
あまり出費もしたくなかったのでGX7MK2がいいなと思っていたのですが、
ダメだったら手放せばいいかもとも思い、G9 PROを購入しました。
2000万画素でスペックだけ見ると物足りない感はありますが、
実際に使ってみると2400万画素のX-H1と遜色はありません。
高感度領域で1段弱い、ということを気を付ければ不満はまったくありません。
やっぱりパナの絵作りはすばらしいです。
自分とフィーリングがあうといいますか。
特にびっくりしたのはハイレゾです。
お遊びで手持ちでハイレゾ撮影してみたのですが、
それでもそれなりに写ります。
とはいえ、三脚で撮ればもっと良い感じに写るのではという気分になり、
マンフロットのテーブル三脚を購入してみました。
すでに所有しているQuickSetの三脚もありますが、
最近はお気軽に撮りたいというのがありますので、これで行こうと。
「Manfrotto PIXI Smart」が安かったので購入しています。
スマホの取り付けもできるので、Web会議などでも利用できるんじゃないかと
思ってこっちにしています。
こちらを利用してハイレゾ撮影してみました。
部屋から見える景色なのですが、
ノーマルとハイレゾで撮影して、赤枠部分で比較です。
まずは前のビルの壁です。
機材は
です。
まずはノーマルモード(2000万画素)から
2000万画素撮影の等倍です。
壁にタイル状の模様がぼんやりと確認できます。
さて、次はハイレゾです。
写真がでかいのですが、ノーマルを拡大したわけではありません。
ハイレゾJPEG撮って出しです。
何せ8000万画素ということなので、大きくなってしまいました。
シャープさが足りないようにも見えますが、
開放(F1.7)で撮ってしまったからかもしれません。
8枚撮って合成すると8000万画素の写真ができあがるというのは理論的には
わかりますが、実際ここまで解像度があると衝撃です。
次に下の赤枠部分です。
まずはノーマルから。
これはこれで全く問題がない、よく解像した写真です。
次はハイレゾです。
8000万画素相当の等倍でよく草も解像しています。
レンズが安価なキットレンズということはありますが、
ひとまず満足できるレベルではないでしょうか。
機材は
G9 PRO + LUMIX X 12-35 F2.8
で、35mm(35mm換算で70mm)です。
岐阜城の解像を見てみます。
まずはノーマルから。
等倍で見ると岐阜城の雰囲気を味わえます。
これはこれで不満がないレベルです。
12-35、いいんですよね。
次にハイレゾです。
こちらもしっかり解像して、良い感じで写っています。
やや薄もやがかかっているのは、天気がよくなくて、雨の後の曇り空だからです。
秋のカラッとした晴天の日であれば、もっとくっきり写るはず。
こんな感じで、お手軽にハイレゾで遊ぶことができるので、
感動して紹介させていただきました。
あらためてマイクロフォーサーズでG9 PROを使いはじめてみて考えると、
マイクロフォーサーズ規格を考えた人たちは本当に写真が好きで、
おそらく天才達なんだろうと。
システム全体としてのコンパクトによる利便性の高さと高性能、かつ安価。
すばらしいです。
ときどき、フルサイズが重いから消極的にMFTに戻ってきた、
といった話しは聞きますが、暗い場所でもなければ本当にフルサイズが
必要な場面は少ないんだと思います。
フルサイズのα7IIのISO12800で撮影したときには時代の流れを感じて感動しましたが、
暗くても、MFTであれば安価な明るいレンズが手ごろにありますので、
そっちで撮影した方がいいのかもしれませんし、
いずれにしても選択肢が多くあるのはうれしいです。
G9 PROはしばらく遊べそうだなと、
そんな気分でおります。