前回虎丘を紹介しましたので、今回は、同じ蘇州にありました、寒山寺を紹介します。
寒山寺、日本にもとてもなじみ深いお寺なんですが、これについては後ほど。
寒山寺を有名にしているのは次の漢詩で、ガイドの人に何度も説明してもらいました。
なんだか眠くなりそうな感じですが、
「月は沈み、闇の中カラスは鳴き、霜天に満ちる。川(江)の楓といさりびが愁眠(眠れないこと)にちらつく。蘇の街の外の寒山寺から、夜半に船まで鐘が聞こえてきた」
のような感じでしょうか。
愁眠がわからず、ネットで調べました。が、「愁いで眠れないこと」と書かれてましたが、愁い(うれい)が読めず、さらに調べてしまいました^^;
どうでもいいことで前半がすぎましたが、その寒山寺を紹介していきます。
これが楓橋でしょうか。
ここで、ガイドさんから漢詩を教えてもらったとき、そのように聞いたように思います。
間違ってたらごめんなさい!!
とても中国的で、歴史を感じる橋でした
寒山寺の門です。
不思議なんですが、中国は名所に必ず文字が書いてあります。
親切ではありますが、
友達は、名所旧跡を傷つける行為だと憤慨していました。
しかし、多数の民族をかかえる国ですから、質より実を取るというところでしょうか。
黄色がきれいです
団体客が多くて、一瞬人が切れた瞬間に取りました。
お寺だからでしょうか。
なんとなく、日本に似ていて、安心します。
すぐに本殿がどん!とかまえています。
本殿です。日本とゆかりがとってもありますよ
釈迦如来像は日本と同じです。
注目は、まずお賽銭箱です。ここに三井建設と書かれています。
ガイドさんの話では、三井建設の社長さんがここにお参りをして願をかけたのですが、それがかない、お礼に寄贈したとか。記憶に間違いがあったらごめんなさい。
でも、そんな感じだったと思います。
奥の方にある鐘も日本で鋳造されたものだって聞きました。
それに、弘法大師や鑑真もここで修行したらしいです。
日本各地、どこにでも伝説を残している弘法大師空海さんですが、まさか中国で足跡に出会えるとは思いませんでした。すごい人です。
鐘楼でしょうか?とても中国的なデザインです。
全体的に、日本にもありそうで、安心できる建物が多いです。
最後に、最奥にある塔に登ってきました。
一番上まで行くのは大変そう!って思ったら、2階まででした^^;
まったく、無駄な心配だったとともに、すっごくがっかりしました。
きれいな塔ですよ
塔からはお寺を一望できます。
下から見たら気がつきませんでしたが、2階から見た建物のライトグレーの瓦はなんとなく中国的な感じですね。
お坊さんがここで修行してるんでしょうね。厳しそうです
最後に塔の全景です。
実は入口すぐ見えました。
いかがでしょう。
日本の文化は中国から来たんだなーと、なんとなく納得した、寒山寺でした。
あと、書道の書を売ってます。
すごく味があって欲しかったんだけど、初日で荷物になるからと買わなかったんだけど、ちょっと心残りかな。
縁があれば、きっと願いがかなって、次もまた行くことができるでしょう。
そんなときを祈りつつ。