1週間たってしまいましたが、
日照岳の続きをご紹介します。
巨大な雪庇が見えてアイゼンを履き、カメラもリュックにしまって登りましたが、
思ったより安全そうなのでカメラを再度取り出した、ってところからです。
山頂が見えてきました!
急登を越えるとついに日照岳の山頂とおぼしき場所が見えてきました。
ここから山頂までは200mくらいの高低差とのこと。
あと少しです。
雪質は最高です
この辺りはまさに、パウダースノー。
山スキーの跡もくっきり、
すべりやすいんでしょうね。
雪庇ぎりぎりを滑っているような跡もあります。
が、自分たちは安全ゾーンを歩いて行きます。
御岳がダイナミックに見えます
森林限界もそろそろ越えてきたのか、
木々もまばらになってきました。
きれいに御嶽をはじめ、乗鞍、穂高が見えます。
この上が山頂です
山頂まであと少し、ラストスパートで登ります。
空を見上げると薄暗い青色に見えます。
それに、照り返しがきついので、
思いっきり日焼けしてしまいました。
到着
山名板が木の高いところに括り付けてあったので、
雪に埋もれず見ることができました。
山頂にはスキーの準備をしているグループ、
鍋を囲んだグループと8名くらいの先客がいました。
山が続きます
山頂は360°の視界です。
雪庇があり危険な個所もあるので、
あまりぎりぎりまではいけませんが、
ぐるりと周りの風景を楽しむことができますよ。
一番奥が白山
白山は、まさに雪につつまれた白い山になっています。
おそらく、
こことは比べることもできないくらい、
今は厳しい環境なんでしょうね。
白山に続くだろう、尾根
尾根がずっと続きますが、
こちらには足跡、スキー跡はありません。
日照岳は事故もあるようなので、
あんまり無理はできないってことでしょうね。
写真の真ん中辺りが奥穂高でしょうか。
その右に大きな凹みがあるので、
ここがジャンダルムなのかな?
などと想像したりしてます。
アルプス、乗鞍、御岳
アルプスの山々と御母衣湖(おぼろこ)が揃い踏みです。
どのスナップも紹介したいのですが、
最後の写真はちょっぴり地味なものを紹介しちゃいました。
山頂は遮るものがないため、風が強くてダウンジャケットを着ましたが、
ここまではヒートテック2枚だけで来ることができました。
この日はとっても暖かく、
条件はとてもよかったんじゃないかなって思います。
帰り道、
ムササビ見ました!
雪庇ゾーンを越える直前、
後方から前方の木に鳥ではない何かが飛来。
木につかまるとささっとどこかへ行っちゃいました。
あっという間の出来事で写真はとれませんでしたが、
はじめて野生のムササビを見ました。
まさに大自然です。
帰りはスキー跡にだまされて、
とんでもないところに入りこんだりしてしまいましたが、
無事に降りることができました。
行きは3.5時間、帰りは1.5時間くらい。
最初体調が悪いときには挫折しそうでしたが、
帰りは元気に降りることができました。