霧と、竜ヶ岳と、ヤマビルと

2012.7.16

7月週末の予定が多くて山にまったく行けそうもなかったので、
この日夕方から約束があったのですが、
鈴鹿の竜ヶ岳に行ってきました。

3:30に名古屋駅に行かなければならないので、
7:00に出発して7:50に宇賀渓キャンプ場の駐車場に到着しました。

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歩いたコース

前回から利用しているスマフォで道を録画していました。
便利ですよね~
どんなコースかというと。。

7:50出発→8:13遠足尾根登山口→10:17裏道出会い→10:32治田峠出会い→10:46山頂

のような感じです。

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駐車場近くにて

入山料の200円と登山登録をして出発です。
実は名古屋から見た鈴鹿は雲でまったく見えなかったのですが、
小雨がぱらつく中出発です。

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出発地点の近く

天気はまったく期待できなかったわけなんですが、
今回の目的は1ヶ月くらい山に登っていないので、
夏のアルプスのための練習のような位置づけです。

無理せず行けるところで帰って来よう、
そんな気分で出発です。

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暗い。。

そんなわけですので、
とにかく道も暗いのでちょっぴり不安。
しかし、既に5組の登山客が出発しているようですので、
心強くはありました。

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遠足尾根登山口

いつももう少し先の裏道から行くのですが、
ここはじめてのような。。

遠足尾根を目指して出発です。

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結構急なんです

名前が遠足なんですが、
結構急登の連続です。

鈴鹿ヒルがいるよってよく聞くので時折
ヒルチェックしながらの坂道です。

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霧も出てきました

湿度が高い!
汗、ではなく霧でべたべたに。。

この坂の途中で少し木が開けた場所で蛭チェックしたら。。

右手の人差し指と中指の間の辺りをもぞもぞと動く
黒い影。。

まさに漆黒の闇をまとったかのような、
ひどくグロテスクなその生き物を発見してしまいました。

とにかくぜんぜん離れません。
最初手を振ってみたり、左手でバシバシたたいたりしたのですが、
びくともせず。

タオルでごしごし。。。としてようやくどこかにいってくれました。

。。。。

いたよ~

あぶないあぶない。。

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最初の平坦な場所

油断も隙もねぇ~
って感じでしたが見つけてよかった。

この平坦な場所を抜けて坂道にかかるのですが、
そこを上っていると、
ときおりズボンに触れたはずが
ひんやりした感じが。。

と、ちらっとみると。。

なっ、なんだこりゃ。。。

手の小指大、5cmくらいのひどくグロい生物が、
とんでもないスピードで登ってくるじゃないですか。。

その大きさとグロい色で背筋がゾワゾワ来ました。

デコピンの要領ではじきとばしてしばし呆然。

戦意も喪失してしまって、引き返そうかとも思ったのですが、
時計を見たら9時。。

がんばるかぁって感じで気をとりなおして出発しました。

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霧と緑

時折チェックすると小型のヒルが昇っているところを見つけましたが、
すかさずはじいてどんどん歩きます。

そういえば、山ヒルは歩く振動でにょきにょき土から出てくると聞いたことがあるので、
踏んだ時に足の裏にくっついて執念で登ってきているのだろうか。。
なんて恐ろしげなことを考えながらひたすら歩き続けます。

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尾根出会い

ここからが遠足尾根なんでしょう。
霧でまったく見えないのですが、
平坦であるいていて気持ちいい。。はずですが、
蛭の恐ろしいニョキニョキ登ってくる姿がトラウマとなって、
ひたすらチェックしてます。
お花を探すなんて、
精神的な余裕はまったくないです。

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霧に浮かぶ低木

霧の向こうに高山特有の低木が浮かぶようで、
少し幻想的。

この辺りにはさすがに奴らもいないのではと思うようになってきて、
少し余裕が出てきました。

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庭園風な場所

少しルートもわかりづらいのですが、
そこはスマフォのGPSが大活躍。
コースをはずれることはなかったのですが、
安心感が違います。

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裏道出会いより

そして裏道にようやく合流です。
しかし雨の後だけあって、
かなりぬかるんでいるので、注意。
蛭から逃げるように歩いていたため、思いの他疲れてます。

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治田峠出会いでは。。

強い風が吹きつけてきたのですが、
ふと空を見上げたら雲の切れ目に青空が。

ときどき名古屋方向は曇りでも、
近江は晴れってときがあるから、
もしやそれでは??
と期待も膨らみます。

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これじゃないです

急登はないので、
のんびりあるけます。
風も出てきて、
ヒルもいないようだし、
ようやく気持ちよく歩けるようになってきました。

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これが竜ヶ岳のようです

霧でまったく見えないのが残念。
雄大な竜ヶ岳の姿を見たかったのですが、
また秋にでも来たいです。

しかも今年は辰年
2つめの龍(竜)の山に登頂も間近です。

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到着です!

途中、
久々に戦意喪失してしまいましたが、
なんとかここまでこれました。

先客が2名いましたので、
「どうでしたか~」
と聞くと、
ヒルがどんどん登ってきました~」
ですって。
ヒルがいた、が挨拶のような感じでした。

これでも丹沢などにくらべたら子供みたいなもんなんでしょうね。
あっちは筆舌にしがたいくらいすごいみたいですから。

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本来は見える山々

山カメラでパチリ。
本来は藤原岳、御在所をはじめ、
さまざまな山に加え、
眼下に広がる桑名や名古屋の街が見えるはず。。
なんですよね。

でも、
こんな感じの風景もいいかも。
今年は山頂の霧が多いような気がするので、
デジャビューのようです。
カメラに出てきている奥三界山もそうでしたしね^^;
ある意味、ブラックユーモア?

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石槫峠に向けて出発

本当は中道に進みたいところですが、
さっきの人がヒルだらけといっていたので、
石博峠に行ってみることにしました。

こっちのコースは行ったことがないので、
ちょこっと楽しみでもあります^^

しかし、雨の後の鈴鹿
要注意です。
晴れが続いたあとの方が安全なのかもしれませんね~

【続きます】