S5IIのハイレゾ試し撮り

2023.3.4

先週に引き続き、風は強いけど天気はまぁよい週末です。
強風で花粉が飛散しているようで、
花粉症のお薬のアレジオンを服飲しました。
しかし、どんなに眠りにくいと銘打たれている薬でも、
しっかり眠くなっちゃうんですよね。

さて、S5IIを購入して1か月近くなってきましたが、
いまのところ大変満足です^^

期待していた動画AFはしっかり被写体に食いついてくれますし、
レビュワーの方も色はいいと言っていましたが、
これは事実よいです。

イロモノの機能として、ハイレゾについてはG9以来時々使っていましたので、
前機種のS5との違いについてレビューします。
S5、S5IIのハイレゾは2400万画素の4倍ということで、9600万画素という、
1億画素のカメラとほぼ同等の解像度で写真が撮れてしまうのです。

写真は少し極端な例ですので、
一長一短のうち、S5の短に着目しちゃったと思って参考程度に
していただければと思います。

岐阜シティ・タワー43の43F展望台よりの例です。

こんな感じの風景をハイレゾで撮影してみます

試し撮りが目的なので、
手すりなどは愛嬌です。

まずS5ですが、
ハイレゾの画像についてもほぼ満足していたのですが、
細い線が続くとジャギーっぽく合成されるのがやや不満でした。

それがこちらです。

線路がギザギザしてますよね

尚、S5で撮影した日もレンズも違いますので、
あくまでこんなイメージという例です。

線路以外は解像しているように見えるのですが、
線路がドット絵のような感じになっています。

高山線方面もこんな感じ。

やっぱり、ギザギザしてますよね

ハイレゾ撮影の場合、
高画素機と同じような傾向があるということでしょう。
S5では、作例のようなジャギーとモアレは出ていて、
しかたないというところでしょうか。

等倍で見ればということなので、
重箱の隅つつきのようなものでしょうが、
気になりはじめると、
気になっちゃうものです。

最初は20-60で撮影したものですから、
レンズ性能のせいかとも思いましたが、
単焦点などを利用してもあまり変わらなかったので、
合成アルゴリズムの傾向ということでしょう。

さて、S5IIはどうなったでしょう。
ハイレゾの改悪(SS 8sec->1sec)もありましたが、
上記の作例と似た感じで切り取ってみました。

ギザギザしてない!

写真のように、ジャギーっぽいのは見られません。
色が濃い、というか自然なように見えますが、同じ日でないということと、
S5IIはVividをよく使うので、色が濃く出てきます。
S5のときには、Standard、Natural、Flatなどをよく利用していたのですが、
S5IIのVividがとっても気に入ってます。
黄色がきれいに出るので、かなりいいなとい思ってまして、
かなり使っています。

次は高山線方面です。

やっぱり出てないように見えます

ハイレゾは8枚の写真を合成するので、
どうしても被写体ブレには弱いのですが、
S5IIになってが画像そのものはさらによくなったのかなと思いました。

S5IIになり、6Kフォトや4Kフォトその他、
いろいろパナ機で付加価値として付けられてきた機能がはずされたようで、
寂しくも思いましたが、
よく考えれば秒間30コマで写真も撮れますし、
役目を終えたのかな、とも思います。

ハイレゾで、金華山岐阜城を撮影してみました。
ガラス越しなので、ガラスが汚れていたり、
反射があったりするので違和感があるかもしれませんが、
参考にしていただければと思います。

金華山

S5II+LUMIX 20-60のテレ端(60mm)で撮影です。
三脚を持ってこなかったので、窓際のでっぱりに置いての撮影です。

金華山と御岳がきれいに見えました。

岐阜城付近を切り取ってみます。

こんな感じ

LRで切り取ったので、完全な等倍ではないのですが、
そこそこ解像しています。
遠景は空気の影響もあるので、クリアに撮影するのは運しだいなのですが、
今日はこんな感じでした。

いまは黄砂や春霞など遠景には悪条件ですので、
秋くらいがより良いと思います。

S5からS5IIになって、スペックダウンのようなところもありますが、
絵作りそのものは進化しているようです。

さっそくファームリリースも予定されているようですので、
楽しみに待ちたいと思います。