日曜、天気もよくなるということでしたので、
奥美濃の滝波山に行ってきました。
滝波山は低山歩きをしはじめた初期に行った蕪山の近く。
蕪山でスズメバチにおっかけられたことを思い出しました。
弱い太陽
お天気は晴れ、とはいかないまでも曇り。
気温は12℃くらいと暖かかったです。
滝波山は雪がないと登れない山らしいのですが、
車を停めた場所はあまり雪がありません。
不安がよぎります。
林道の開始
滝波山には登山口っぽいものはないらしいです。
適当に林道の寄り付き、つまり壁を強引に登って
山を登ることになるとのこと。
林道の工事をしているらしく、林道の終点近くまで除雪してありました。
除雪の終点
ここまで4kmくらい歩いていますが、
ショベルカーによる除雪もここが終点のようです。
積雪は50cmくらいでしょうか、雪の上に上がります。
気温が高いため、雪がゆるく、ツボ足、つまり雪にずぼっとはまりながらの
歩きになります。
この辺りからの風景
下にループ状の道が見えますが、
ここを歩いてきました。
雪に入って2回ほどぐるっと曲がると右側の壁に足跡が多く残っている場所があり、
どうやらここから上がって行くようです。
そもそも登る気もなかったので、写真撮ってませんでした^^;
雪の壁に登り、
途中岩と土がむき出しになっているところを木の根をつたって強引に登って行きます。
転がり落ちたとしても、
下は雪だし大丈夫だろうということで。
道なき道を進みます
登ってみるとスノーシューの跡が残っています。
先週に登った人達もいるとのこと。
ここをスノーシューなしで行けるところまでいってみようということになりました。
あっ、友達がGPSナビを買ったこともあり、
少しこの手の山行に強くなりました。
正面の山を登ります
雪は藪の上に積もっていることもあり、
場所を間違えるとすぐに片足くらいは雪に埋まってしまいます。
スノーシューの跡はあるものの、
信じて進むとはまっちゃうことも多々。。
やっぱりスノーシューは雪上も楽ちんのようですね~
尾根が見えてきました
かなり急な山道を2つほど越えると尾根が見えてきました。
ツボ足がきついので、
二人で先方を変わりながら進みます。
ここからは尾根道
尾根に入ると幾分か歩きやすくなります。
昨晩雪が降ったのか、スノーシューの足跡はわからなくなり、
獣(たぶんタヌキ)の足跡をたどって進みます。
まずは写真左上のコブを目指します。
おじいちゃんの木
上の写真の中央に猿っぽいというか人っぽいというか、
そんな姿が見えませんか。
こちらは人に見えるという木の幹です。
雪が積もるので、
木の幹が曲がってしまい、人型に見える木です。
どんどん歩きます
風がやや強くなり、
少し寒くなってきました。
ただ、道は見通しが良く、歩きやすいです。
大雪原より
しばらく歩くと大雪原と呼ばれる場所にでてきます。
ここは見通しがよく、
周りの風景が楽しめます。
天気もいまいちなこの日でしたが、
意外と見通しがよかったです。
地球の丸みを実感できる、そんな場所です。
各所に雲海も広がる、
とてもきれいな風景が広がっていました。
さっきのコブです
見た目より上の方はずっと急なこちらのコブを越えます。
ときどきスノーシューの足跡も残っていますが、
あちこち迷いながら進んでいるっぽい雰囲気です。
終点が見えてきました
中央右の山頂に霧が出ている場所が
滝波山みたいです。
よくもまあ、
この装備でここまで来ちゃったなという思いますが、
あと少しみたいです。
細尾根を越えると山頂
最後のコブを越え、
だいぶん近くに見えるようになってきました。
ここにリュックを置いて身軽になり、
山頂を目指します。
ここの尾根は見た目より細く、
雪庇も成長しているので、
反対側が森状になっているので、
その木々の間を進みます。
あとわずか
滝波山の山頂まであとちょっとです。
雪もしまっていて、
歩きやすくなっていました。
ついに到着
ここまで来る気はなかったのですが、
着いちゃいました。
スノーシューの跡が残っていたおかげで、
特にピンクの印などもない山でしたが迷わずここまで来ることができました。
たぶん、福井方向
山頂は見通しのよい場所で、
ぐるっと周りを見ることができます。
余裕があれば、
もっと先まで進むこともできそうです。
白山方向
ここまでこれたのは天気が悪かったことも一因ですね。
晴れていれば雪がゆるくなって、より歩くのが困難になっていたはず。
青空も見たかったのですが、
まあこれはこれでよかったです。
歩いてきた尾根
下の山々に雲海も広がるすばらしい景色が広がっていました。
この日も山に登るまでの距離が長かったわけですが、
なんとか目的の山頂まで来ることができ、
また、
すばらしい景色に恵まれました。
ただ、
いきあたりばったり的に来る山じゃなかったなと
思ったり。
やや反省の残るトレッキングとなりました。